BSフジ「ブレイク前夜〜次世代の芸術家たち〜」
自身が出演するBSフジ「ブレイク前夜〜次世代の芸術家たち〜」が6/14に放送された。
YouTubeにもまとめられているので、是非ご覧ください。
「ブレイク前夜」の撮影
ここではブレイク前夜の撮影について、少し記述したい。
番組の撮影は2022年4月20日であった。
その日は「ラビット・ドラゴン・マウン展」(卯・辰・山)なる展覧会のため京都にいたが、搬入後に東京へ直行した。
そもそも、「ブレイク前夜」という番組はBSフジで放送される5分ほどの番組だ。
短い番組ではあるが、アートをしている人間にとって(少なくとも僕にとっては)登竜門の一つである。
ブレイク前夜には、林茂樹さんや、川人綾さん、髙橋賢悟さんといった知り合いの作家さんや、友人の池田晃将くんや奈良祐希くんなど、活躍している方が多く出演している。
とりあえず、撮影日まで少し日数があったので、過去のブレイク前夜をチェック。
「なるほど、みんないいこと話してるなぁ…」
「作家のストレートな言葉は響くなぁ…」
「やばいな…変な事話したらずっと残るんか…」
「どうしよか…」
芸能人はもちろんだが、YouTube に投稿している人たちはメンタルハガネやな…ほんと感服
そんな事をしばらく、思い悩んでいた。
「写真は【真実】を【写す】から写真というのだ。」と間違った語源をいう人がいる。(写真の原語はphoto-「光の」、-graph「かく(書く、描く)もの」らしい)
しかし、あながち間違いではないのかもしれない。
結局、レンズを通して映し出されるものは、その人の本質を現している。
それが、静止画でなく動画なら、なおさらである。
カメラ慣れしているプロであれば、演じることができて本質を隠して如何様にも演出できるのだろうが、素人には無理である。
「話す内容はできるだけ素直な自分の言葉で語ろう」
そんなこんなで、20日に京都から東京に向かった。
無駄にグリーン車に乗ったし、無駄に靴も新調した。
まぁ、新調した靴は映ってないんやが。
撮影秘話
撮影場所は【ロイドワークスギャラリー】(東京都文京区湯島4-6-12湯島ハイタウンB棟1F)
ブレイク前夜は1日で作家さんを4名ほど撮影するスケジュールであった。
僕は2番目で12時から15時位の撮影時間であった。
スタッフの方は10〜15名ほどで、照明さん、カメラマンさん、プロデューサーさんなど、当たり前の話だが、とても本格的であった。
スタッフの方達は早朝から撮影を行い、夜は結局押して22時位までかかると言っていた。
テレビ業界は本当に大変だと思いながら、丁寧に作品を撮影してくれる技術さん達に感謝であった。
撮影現場は和気あいあいとしており、雰囲気は男子校みたいな感じだった。
ちなみに、撮影の順番によって、スタッフの方の元気とテンションが違うとの事。
それはそうか。朝から晩までギャラリーの中で缶詰状態になるのだ。
最後の方は深夜テンションになると聞き、その様子がとても気になるところであった。
作品の撮影が終わると、作家インタビューとなる。
質問内容は事前にアンケートを書いていた。
しかし、実際、蓋を開けてみるとプロデューサーさんとのその場その場でのトークで、上手に話を引き出してくれる感じだった。
トータル3時間ちょっとの撮影と、その後の編集作業を経て完成したものが3~4分になるというのは、本当に、時間の結晶だと思う。
YouTube にまとめられているので、是非、多くの人に見ていただきたい。
最後に、この場を借りて、ブレイク前夜のスタッフの皆様に感謝を申し上げます。
本当にありがとうございました。
ブレイク前夜のディスプレイと空のお弁当箱 |